α7Sのシャッターユニットが昇天した。結論からいって、サイレントモード専用機として(とりあえず今は)使えるようになっている。

故障状態。本来はこの状態(電源OFF)ではセンサー面が見えているはずだが、シャッターが閉まったままになっている。電源をONにすると「カメラエラー 電源を入れ直してください」のメッセージが出て、何もすることができない状態になる。

原因は不明だが、シャッター膜が破断している。

マウントをノーマルに戻してソニーの修理窓口に送ったが、見積は12万円以上。シャッターユニットの交換は3万円ほどなのだが、天体改造機のためセンサーユニットも同時に交換する必要がある、とのこと。

天体改造を行っているショップのHPによると、これは各メーカー同じ対応らしい。メーカー修理をする場合は、いったんノーマル状態に戻してからメーカーに送付し、修理後再度天体改造をする形になるとのこと。これは(忘れていたけど^^;;)見たことがあったので、自己責任。やむなし(*)。

(*)改造していただいたショップと、別の改造を行っているショップにこの件を相談したが、やはりどうしようもないとのこと。丁寧な回答をいただきありがとうございました。

故障時点の撮影コマ。左の影が破損したシャッター膜。15秒露出でウィルタネン彗星のテール・アンチテールが出ている。α7Sは今でもなお存在意義のある唯一無二のカメラであることは事実である。

しかし・・・痛いよね^^;;

仕方ないのでダメ元でグリグリ。シャッター膜を注意深く動かしてみると、なんとかシャッターを開くことができた!電源を入れると無事起動。慌てず焦らず・・・サイレントモードに設定する。

シャッターを押してみると・・・なんと撮影可能であることが判明。光明が見えてきた!

しかし、ちぎれたこの羽根だけはカタカタ動いていて、上に押し上げても軽くボディを叩くだけで落ちてくる。

接着剤で固定することも考えたが、やり直しが効くように両面テープをすき間に押し込んで固定。このテープが剥がれるとたぶん再死亡w

使用した3Mの両面テープ。アセテート製のフィルターを固定するために買ったもの。

 

今後の対応メモ

  • サイレントモードでは12bit raw保存しかできないらしい。天体がこれまで通りの画質で撮れるかは不明。試写確認予定。
  • 一部のアプリでは、サイレントモードでは使用できないとあるが要確認
  • 動画もとりあえず撮影できた。
  • 今後はα7Sは記念写真(星空スナップ)専用で使う予定。いつまで壊れないかは不安だが・・
  • 星空スナップ専用機にする場合は、ノーマルマウントにして電子接点付きのマウントアダプタにしたいのだが、そうすると今度はIRカットフィルターを入れる場所がない。マウントは以前と同じ電子接点なしのタイプで行く予定。
  • この際ディープスカイ用の改造機を1台追加したいが、中古改造品が10万円ちょいの6D(HKIR)にするか、性懲りもなく?α7R初代(これも中古品が10万ほどで買える)を天体改造するか、EOS Rを泣く泣く天体改造するか(この場合はマウントアダプタでHαも「いずれ」使えるようになるはず)、直焦点専用と割り切って思い切ってD810Aを買うか、悩ましい。まあ無難にHKIRかな。。。