YouTubeに高感度のデジタル一眼カメラを使用した「リアルタイム」の星空動画が投稿されています。

カメラは「高感度番長」のソニーα7S2。おそらく「ジンバル」に搭載し撮影されたものと推測します(*)。ジンバルとは、動画撮影の際の手ブレを防ぐための雲台のようなもので、なめらかなパン動作が可能になります。

(*)「星空のある風景写真BLOG・星空のある風景リアルタイム動画をはじめました」http://starwalker.jugem.jp/?eid=963



高感度カメラとジンバルで可能になった「星空リアルタイム動画」

これまで、星空の動画は数秒〜数十秒の短い露出の静止画を動画化する「タイムラプス」が大半でした。ところが、ISO数万以上の高感度を常用できるカメラの出現によって、よりフレーム当たりの露出時間を短く(1/30秒〜1/4秒程度)することが可能になり、リアルタイムの動画撮影が可能になってきました。

リアルタイム動画の作品に取り組んでいらっしゃる方はまだまだ少ないのですが、超高感度のカメラもジンバルも手軽になってきています。今後「リアルタイム動画」はますます広まっていくのではないでしょうか。

星空リアルタイム動画の作例紹介

星空リアルタイム動画の他の作例をいくつか紹介しておきましょう。

まずはおなじみ「よっちゃん」さんの動画。今年の2月の「天リフオフ会」で撮影されたもの。天の川が濃く写っているわけではないのですが、見事なジンバルワークもあいまって、リアリティ溢れる動画になっています。



こちらは「ジンバル」目線で星空の撮り方を解説した動画。これから星空リアルタイム動画を初めて見たい方には大いに参考になります。

 

この動画も必見。α7Sをもしのぐ、ISO400万というキヤノンの超高感度CMOSカメラを使用して撮影されたプロモーション動画。このカメラの場合、わずかな「星明かり」の下でも人物の表情を捉えることが可能。未来に広がる可能性を感じる動画です。

鮮烈な星見体験・動画の力

まとめ

高感度のデジタルカメラによって星景写真のクオリティは飛躍的に上がりました。そして今、さらに高感度化したカメラと動画撮影用機材の進歩によって、より動きのある星空の表現が可能になってきました。

これまでの「クオリティ重視」の方向だけでなく、リアリティ重視の動画表現によって、ますます星空の世界が広がっていくことでしょう。

 

  https://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/12/fe8b7814b79adc0e6dbb778c49f7998e.pnghttps://reflexions.jp/tenref/orig/wp-content/uploads/sites/4/2018/12/fe8b7814b79adc0e6dbb778c49f7998e-150x150.png編集部星景写真YouTubeに高感度のデジタル一眼カメラを使用した「リアルタイム」の星空動画が投稿されています。 https://youtu.be/cAkcrM01TYE カメラは「高感度番長」のソニーα7S2。おそらく「ジンバル」に搭載し撮影されたものと推測します(*)。ジンバルとは、動画撮影の際の手ブレを防ぐための雲台のようなもので、なめらかなパン動作が可能になります。 (*)「星空のある風景写真BLOG・星空のある風景リアルタイム動画をはじめました」http://starwalker.jugem.jp/?eid=963 高感度カメラとジンバルで可能になった「星空リアルタイム動画」 これまで、星空の動画は数秒〜数十秒の短い露出の静止画を動画化する「タイムラプス」が大半でした。ところが、ISO数万以上の高感度を常用できるカメラの出現によって、よりフレーム当たりの露出時間を短く(1/30秒〜1/4秒程度)することが可能になり、リアルタイムの動画撮影が可能になってきました。 リアルタイム動画の作品に取り組んでいらっしゃる方はまだまだ少ないのですが、超高感度のカメラもジンバルも手軽になってきています。今後「リアルタイム動画」はますます広まっていくのではないでしょうか。 星空リアルタイム動画の作例紹介 星空リアルタイム動画の他の作例をいくつか紹介しておきましょう。 https://youtu.be/OQ5tvsgjnRc?t=151 まずはおなじみ「よっちゃん」さんの動画。今年の2月の「天リフオフ会」で撮影されたもの。天の川が濃く写っているわけではないのですが、見事なジンバルワークもあいまって、リアリティ溢れる動画になっています。 https://youtu.be/dcjPglnfQmI こちらは「ジンバル」目線で星空の撮り方を解説した動画。これから星空リアルタイム動画を初めて見たい方には大いに参考になります。   この動画も必見。α7Sをもしのぐ、ISO400万というキヤノンの超高感度CMOSカメラを使用して撮影されたプロモーション動画。このカメラの場合、わずかな「星明かり」の下でも人物の表情を捉えることが可能。未来に広がる可能性を感じる動画です。 http://reflexions.jp/tenref/gallery/2018/02/09/3807/ まとめ 高感度のデジタルカメラによって星景写真のクオリティは飛躍的に上がりました。そして今、さらに高感度化したカメラと動画撮影用機材の進歩によって、より動きのある星空の表現が可能になってきました。 これまでの「クオリティ重視」の方向だけでなく、リアリティ重視の動画表現によって、ますます星空の世界が広がっていくことでしょう。    編集部発信のオリジナルコンテンツ