編集部ピックアップ、今日の一枚。

撮影:大神充様

アリゾナでとらえた皆既月食です。
撮影で使用されたレンズはニコンの反射望遠レンズ500mmF8。

右の三脚と機材は撮影に使用された機材ですが、なんとこの月食のために「赤道儀」を自作されたそうです。
月食の始まる7時間前に作り始め、開始3時間前に完成されたとのこと。

ところで、今回の皆既月食は地球のどの範囲で見ることができたのでしょうか。

Blue Planet 20181/31皆既月食
https://sites.google.com/site/blueplanetofcosmos/Solar-eclipse-Lunar-eclipse-Astronomy-phenomenon/lunar-eclipse/2018-1-31-jie-ji-yue-shi

観測できる地域がごく限られる皆既日食とは違って、皆既月食は「その時間に月が空に出てさえいれば」見ることが可能。
上の画像は今回の月食が見られた地域を図示したものですが、アリゾナでは月が欠けたまま西の空に沈む「月没帯食」であったことがわかります。

製作された赤道儀の詳細を簡単にご紹介しておきます。

写真提供:大神充様

①:赤道儀全景。昭和の伝統的ポータブル赤道儀のスタイル。本体の材質は主に木材。「ノコギリをひきまくって疲れた」とのこと^^

②極軸は太いボルト。木材に穴を空け、ベアリングを介して予圧をかけて固定されています。これも自作の王道。

③皆既中の暗くなった月を追尾するための微動装置。左の大きな白い円盤を1分間で一回転の速度で「手動」で回転しながら撮影します。
専門的?には「片持ちタンジェントスクリュー」という斬新なアイデア。構想30年!だそうです^^

④月を追尾するためのガイド望遠鏡。こちらは中学2年の時に自作されたものとのこと。

製作時間4時間、月食の時間が約3時間。一日たっぷり楽しまれたことでしょう^^

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/02/0202ohgami-1024x538.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/02/0202ohgami-150x150.jpg編集部天文現象皆既月食,機材ポトレ編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:大神充様 アリゾナでとらえた皆既月食です。 撮影で使用されたレンズはニコンの反射望遠レンズ500mmF8。 右の三脚と機材は撮影に使用された機材ですが、なんとこの月食のために「赤道儀」を自作されたそうです。 月食の始まる7時間前に作り始め、開始3時間前に完成されたとのこと。 ところで、今回の皆既月食は地球のどの範囲で見ることができたのでしょうか。 Blue Planet 20181/31皆既月食 https://sites.google.com/site/blueplanetofcosmos/Solar-eclipse-Lunar-eclipse-Astronomy-phenomenon/lunar-eclipse/2018-1-31-jie-ji-yue-shi 観測できる地域がごく限られる皆既日食とは違って、皆既月食は「その時間に月が空に出てさえいれば」見ることが可能。 上の画像は今回の月食が見られた地域を図示したものですが、アリゾナでは月が欠けたまま西の空に沈む「月没帯食」であったことがわかります。 製作された赤道儀の詳細を簡単にご紹介しておきます。 ①:赤道儀全景。昭和の伝統的ポータブル赤道儀のスタイル。本体の材質は主に木材。「ノコギリをひきまくって疲れた」とのこと^^ ②極軸は太いボルト。木材に穴を空け、ベアリングを介して予圧をかけて固定されています。これも自作の王道。 ③皆既中の暗くなった月を追尾するための微動装置。左の大きな白い円盤を1分間で一回転の速度で「手動」で回転しながら撮影します。 専門的?には「片持ちタンジェントスクリュー」という斬新なアイデア。構想30年!だそうです^^ ④月を追尾するためのガイド望遠鏡。こちらは中学2年の時に自作されたものとのこと。 製作時間4時間、月食の時間が約3時間。一日たっぷり楽しまれたことでしょう^^読者の傑作画像をピックアップ