編集部ピックアップ、今日の一枚。

AP160EDF + f/7.7 Field Flattener FLI ML1607 Astrodon Ha 3nm Filter: 6×1200″ -30C bin 1×1 Astrodon S2 3nm Filter: 6×1200″ -30C bin 2×2 Astrodon O3 3nm Filter: 7×1200″ -30C bin 2×2 Sept. 2, 2017, Sept. 18, 2017

撮影:福永靖様

ケフェウス座の暗黒星雲vdB142、愛称「象の鼻星雲」です。
この星雲は人気の高い散光星雲IC1396の中にある複雑な形状をした領域です。

とても小さく淡いため、ここまでクリアに写しだすことがなかなか難しい対象ですが、この作品では大型屈折望遠鏡と天体用冷却CCDカメラ、そしてナローバンドフィルターを使用し、合計6時間以上の露出時間によって見事に描き出されています。

ナローバンドによる撮影の魅力の一つは、光害や月明かりに強いこと。この作品は複数夜の撮影ですが、その一部は月齢11というかなり太い月の夜に撮影されたものです。

ナローバンド撮影が広がってくれば、天文ファンは「満月期」という貴重な?休暇期間を失ってしまうかもしれませんね^^

天体写真の世界・vdB142 in IC1396, 象の鼻
http://ryutao.main.jp/st2k_vdb142.html
300mm トリミング 編集部撮影

 

RGBカラーでより広域の撮影によるIC1396です。
線で囲んだ部分が今回ご紹介した福永様の作品の写野。
SAOナローバンドでは、写真では黄色く見えるSII(硫黄分子)によって縁取られる暗黒星雲の輪郭部が明瞭であることがわかります。

 

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/10/1002fukunaga-1024x677.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/10/1002fukunaga-150x150.jpg編集部散光星雲深宇宙ナローバンド編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:福永靖様 ケフェウス座の暗黒星雲vdB142、愛称「象の鼻星雲」です。 この星雲は人気の高い散光星雲IC1396の中にある複雑な形状をした領域です。 とても小さく淡いため、ここまでクリアに写しだすことがなかなか難しい対象ですが、この作品では大型屈折望遠鏡と天体用冷却CCDカメラ、そしてナローバンドフィルターを使用し、合計6時間以上の露出時間によって見事に描き出されています。 ナローバンドによる撮影の魅力の一つは、光害や月明かりに強いこと。この作品は複数夜の撮影ですが、その一部は月齢11というかなり太い月の夜に撮影されたものです。 ナローバンド撮影が広がってくれば、天文ファンは「満月期」という貴重な?休暇期間を失ってしまうかもしれませんね^^ 天体写真の世界・vdB142 in IC1396, 象の鼻 http://ryutao.main.jp/st2k_vdb142.html   RGBカラーでより広域の撮影によるIC1396です。 線で囲んだ部分が今回ご紹介した福永様の作品の写野。 SAOナローバンドでは、写真では黄色く見えるSII(硫黄分子)によって縁取られる暗黒星雲の輪郭部が明瞭であることがわかります。  読者の傑作画像をピックアップ