編集部ピックアップ、今日の一枚。

MT-160 Starlight Xpress Trius SX-9 Baader Ha 7nm 3x900s, Baader S2 8nm 3x900s, Baader O3 8.5nm 3x900s

撮影:笹谷洋吉様

SAOナローバンドによる、カシオペヤ座のバブル星雲(NGC7635)です。

バブル星雲は11000光年(出典によっては7100光年)と比較的遠く、バブルの構造を写しだすには長い焦点距離が必要になります。この作品は焦点距離1000mm、センサーは2/3インチサイズなので35mmフルサイズ換算ではなんと4000mm相当になります。

この作品のように、長焦点の光学系と小サイズのモノクロセンサーのカメラを組み合わせて、小さな天体の細部を写しだすのは深宇宙天体写真の有力なアプローチ方法の一つといえます。

さらにSAOナローバンドによる撮影によって、RGBカラーでは赤一色になってしまう対象が豊かな色合いで表現されています。

Wikipedia NGC7635
https://ja.wikipedia.org/wiki/NGC_7635

バブル星雲のもとになっているのは、バブル内部の上側にある太陽質量の約40倍ともいわれる巨大な中心星。この中心星が発する恒星風が直径6光年にも広がったバブルを形成しているそうです。

天体写真コレクション 羽刈の里天文台より
NGC7635 バブル星雲の謎
http://astro17.blog.fc2.com/blog-entry-414.html

バブル星雲の興味深い成り立ちについて、HSTの画像ととともに図解入りで解説されています。

Wikipedia ウォルフ・ライエ星
 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウォルフ・ライエ星

バブル星雲の中心星は「ウォルフ・ライエ星」と呼ばれる、大質量の青色巨星。強い恒星風によって水素がすべて吹き飛ばされてしまい、主にヘリウムの核融合で輝いています。恒星進化の末期にあり、いずれ超新星爆発を迎えることになります。

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/09/0915sasatanis.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2017/09/0915sasatanis-150x150.jpg編集部散光星雲深宇宙編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:笹谷洋吉様 SAOナローバンドによる、カシオペヤ座のバブル星雲(NGC7635)です。 バブル星雲は11000光年(出典によっては7100光年)と比較的遠く、バブルの構造を写しだすには長い焦点距離が必要になります。この作品は焦点距離1000mm、センサーは2/3インチサイズなので35mmフルサイズ換算ではなんと4000mm相当になります。 この作品のように、長焦点の光学系と小サイズのモノクロセンサーのカメラを組み合わせて、小さな天体の細部を写しだすのは深宇宙天体写真の有力なアプローチ方法の一つといえます。 さらにSAOナローバンドによる撮影によって、RGBカラーでは赤一色になってしまう対象が豊かな色合いで表現されています。 Wikipedia NGC7635 https://ja.wikipedia.org/wiki/NGC_7635 バブル星雲のもとになっているのは、バブル内部の上側にある太陽質量の約40倍ともいわれる巨大な中心星。この中心星が発する恒星風が直径6光年にも広がったバブルを形成しているそうです。 天体写真コレクション 羽刈の里天文台より NGC7635 バブル星雲の謎 http://astro17.blog.fc2.com/blog-entry-414.html バブル星雲の興味深い成り立ちについて、HSTの画像ととともに図解入りで解説されています。 Wikipedia ウォルフ・ライエ星  https://ja.wikipedia.org/wiki/ウォルフ・ライエ星 バブル星雲の中心星は「ウォルフ・ライエ星」と呼ばれる、大質量の青色巨星。強い恒星風によって水素がすべて吹き飛ばされてしまい、主にヘリウムの核融合で輝いています。恒星進化の末期にあり、いずれ超新星爆発を迎えることになります。読者の傑作画像をピックアップ