α7SのHα感度はEOS5D3よりも若干良い気がしないでもないが、やはり低い。

いろいろ悩んだが、改造に出すことに決意。IDASのRS改造である。
RS改造では、センサーの前のフィルター(ローパス、赤外カット)がすべて除去され、輝星のゴーストの問題は少なくなるが、カメラレンズで無限遠が出なくなる(公称値で0.63~83mm前ピンになる)。このため、カメラレンズでは使えず、望遠鏡直焦点専用とのことである。
 
しかし、光映舎のマウントアダプタを使用すれば、マウントアダプタ内にフィルターを装着することで光路が稼げる。
ちなみに、フィルターによる焦点のずれはフィルターの厚みの1/3程度らしい。IDAS LPS-D1フィルター48mmの厚みは2mm。0.6mm程度光路が稼げれば、カメラレンズでも無限遠が出る可能性がある。
という訳で、ヒトバシラーにチャレンジすることにした。
(追記)
無事無限遠出ました。マウントアダプタにフィルターを装着するまでもなく余裕で無限遠出ます。
 
ただし、光映舎のマウントアダプタは電子接点がない。つまり、AFはもちろん、EFレンズの絞り制御ができない。AFは天体では使わないのでいいのだが、絞り制御は問題である。望遠系は解放で使うことが多いのでまだいいが、標準〜広角は絞れないとつらい。
ところが、裏技があった。光映舎のマウントアダプタのページにこんなことが書いてあった。
<引用開始>
※EOSレンズを使用する場合、EOSレンズ単体では基本的には絞り開放ですが、任意の絞りを使用する場合は、レンズをEOSボディに取付、ボディ側で任意の絞り値に設定後、バルブにしてシャッターを開いている状態で、レンズを取り外せば任意の絞りの状態が保持されます。しかしこの方法は自己責任で行ってください
<引用終了>
なぬ!そんなことできるの??
というわけで試してみた。
へー。できるんだ。電磁絞りって通電していなくても動作するのね。
しかし絞りをセットするためのEOSがいるな。
時間が経過しても絞りがこのままなのかは検証中。
(追記)3日後に確認したが絞りはちゃんと絞られていた。ボディに装着したら解放に戻った。
しかし、とても悲しいことが一つあった。
光映舎のマウントは、レンズマウント部のネジを自分で外して取り付けるというお気軽とは言い難い仕様で、EマウントもMマウントも装着すらできなくなる。ごめんねホロゴン。君を装着する別のα7をいつか手に入れるから・・・

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