レンズの露よけ&迷光対策の決定版、FTフード。

自分も一昨年、FSQ106ED用のものを入手し愛用しています。
これまで、FTフードを装着して曇ったことは一度もありません。
はっきり言って高いのですが、大変な優れものです。
最近は製造が追いつかず注文休止中になってしまっていますが、
某筋から、高橋50mmファインダー用のものを入手しました。

右が今回入手したFTフード。
左の50mm7倍ファインダー用のものです。
中央のGT-40にも装着したいのですが、やや径が細くてぶかぶか。
そこで、鏡筒にボール紙を巻き付けてぴったりはまるように工作しました。

薄手のボール紙を2cm幅に切り、
木工用ボンドで貼り合わせて、7重くらいに巻いています。

GT-40に装着したところ。
ちょっと長すぎですかねえ。
風が強い日はブレの原因になりそうです。
まあ、風が強い日は露も付きにくいので、
そのへんは気象状況次第での判断ですね。
露よけ対策はヒーターを付ければほぼ問題ないのですが、
電源や結線など、何台も機材を並べて使用するときは、
いろいろ面倒になります。
FTフードなら、つけっぱなしの放置ができるのでとても楽。
製造元によると、類似品は自作含めていろいろあるが、
本家の品質には及ばないとのこと。
その秘密を自分なりに分析すると・・・
  • 外周のアルミ箔、透明テープ巻。放射冷却と外周からの湿気を防止している。
  • 厚みのある段ボールを、吸湿性のある接着剤で何重にも巻くことで吸湿効果を高める
  • 何重にも入れられた吸湿性のある遮光リング
  • 鏡筒ママの太さではなく、遮光リングの分太くする。
  • 丁寧な吸湿性のある黒塗装による内面反射防止(理想は墨ですかね)
これらを全て満たせば、自作でもそれなりの品質のものができそうに思います。
外周をウレタン巻にすればさらに断熱効果が増すでしょうし、
遮光リングの密度もさらに倍くらいにすれば曇り止め効果も上がるでしょう。
でも・・・自作するとすごーく大変そうですね。
吸湿性のある接着剤を使用すると
貼り合わせを一気にやるわけにはいかず、
貼り合わせては乾燥、を繰り返す地道な作業が必要そう。
遮光リングをはめ込むのも結構技がいりそうだし・・
どなたか生産革命を実現して、
せめて半額くらいの製品だしてくれないですかねえ。

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