K-ASTECの天文用二段式カーボン三脚PTP-C22レビュー第二回。

カメラ三脚、スリックカーボンマスタープロ913との大比較です。
下がPTP-C22。
上が10年ほど前に買ったカーボンマスタープロ913。
当時5万か6万くらいしたような記憶が。
(定価は9万くらいだったかな)
30.2mm径のパイプを使った三段式の三脚で公称耐荷重は10kg。
ちなみに、PTP-C22に付けているストーンバッグは、913に付属しているものです。
また、913に付けたアルカクランプは後付け。
パイプ径の比較。
PTP-C22は40mmなので段違い。
2段目でも913の1段目よりも太いです。
それぞれ2段延ばしたところ。
延長筒を付けない付けた状態(訂正しました)で、PTP-C22の方が5cmほど短い感じ。
それでも、天体撮影用(星景除く)には十分な長さではないでしょうか。
天体写真でも星景だけは長い三脚が有利です。
ガードレールや近景の障害物など、脚が短いと構図に制約が大きくなるので。
二段延ばして並べたところ。
913もしっかりした三脚ではあるのですが、エレベータ部分に弱点があります。
その点PTP-C22はがたつき要素皆無で安定感十分。

913の重量は雲台抜きで2.2kg。アルカクランプを除けば2.1kgといったところでしょうか。
PTP-C22は延長筒を付けた状態で2.1kg。
重量は913とほぼ同じ。
天文用途に限れば、PTP-C22の圧勝ですね。
まあ専用品なので当然ですが。

カメラ三脚は三脚の開脚角度が狭く、
天体用途には若干安定度が低く感じられます。
写真は標準の状態の比較。
PTP-C22の開脚角度は広めになっていますね。
ちょうどこのくらいがいい感じですね。
最近のカメラ三脚は、
開脚角度を切り替えられるものが多くなっていますが、
PTP-C22にもこの機構が付いています。
三脚パイプの付け根の金具を引っ張ると、
固定位置が3段階に変えられる仕組み。
一段階広げてみましたが・・・
普通こんなに広げないですよね・・
天文用ならローアングルでも撮らないし。
さらに広げて最大開脚。
913とローポジションの競演w
こんな使い方、天体では絶対しないですよね・・・・
なんでこんな不要な仕組み付けたんでしょう?
長い長い延長筒でも出るんでしょうかw

PTP-C22には、開き止めステーは付いていません。
K-ASTECでも推奨していますが、
スリックのストーンバッグがジャストフィット。
カーボン脚は自重が軽いので、
強度はあるけどずっしりした安定度に欠けるため、
その辺の石や砂を拾ってきてこの中に入れると安定します。
というよりも、ここに小物入れられるのがとても便利です。
スリックのストーンバッグはしっかりした厚手の布でできているので、
やや重たいです。
アマゾンだと、もっと安価な中華製品が出ているので、それを使うのもいいかも。
次回はJILVA-170を載せてみた、の巻です。

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