天体写真におけるノイズはどんなものなのか?
経験者には言わずもがななのですが、わかりやすく視覚化してみました。

上の動画は、例の縞ノイズ馬の首星雲の80コマから、一部を等倍切り出しして動画にしたものです。
同じ場所に見えているものが「パターンノイズ」、時間とともにムラムラ湧いては消えているのが「ランダムノイズ」です。
また、時間とともに天体がずれていきますが、これはガイドズレ。
オートガイドしていたので、正確に言うとガイド鏡と鏡筒本体のズレ。
160分とはいえ、こんなにずれているのはこれはこれで問題・・
Camera raw現像でホットピクセルをかなり消せているはずなのですが、それでもけっこう残っていますね。
Hαのナローなので、色によるホットピクセルの判断ができないことも理由かも知れません。
この動画を見るといろいろ疑問が湧いてきます。
よく見ると、縞ノイズが出た画像にある顕著な縞と、ホットピクセルの位置が一致しません。
ホットピクセルの影響は実はないようにも思えます。
(シグマクリップしているので、普通に考えると消えるはず)
かといって、大域的なノイズ成分は動画上からはよくわかりません。
なんでだろう・・・
次回に続きます。

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