ビクセン・星空雲台ポラリエ。一部筋では「リエちゃん」の名で親しまれている^^
実売4万円前後。雲台と三脚は付属しないので別途用意する必要あり。

この構成で、カメラ抜きで総重量約2.3kg(三脚980g、雲台180g+320g,本体770g)。縦走登山にも余裕で持っていける重量。
カメラ三脚を使用する場合は、雲台が二個必要になるが、こうやって見てみると、三脚側の雲台が無駄な感じ。装備をさらに軽量化したいのなら、もっと小型のL金具があればと思う。(ぐぐるといろいろ販売されている模様)

単三電池二本で駆動。エネループ可。mini-USBでも使えるのがうれしい。
操作は至って簡単。ダイヤルで追尾モードを設定するだけ。1/2は恒星時の1/2、星景撮影用。
駆動中に耳を澄ますと、カチカチカチというステッピングモーターの駆動音が聞こえる。
本体のバランスが極端に崩れたりして正常に駆動できていないときは、このカチカチ音が鳴っていなかったり、不規則になったりするようだ。
ダイヤルの右下の穴は極軸合わせ用の覗き穴。



電池込みで770g程度。ややずっしりしたカメラボディのような外観。カメラバッグへの納まりが大変よい。
本体の回転軸(極軸)。この軸をステッピングモーターで駆動して追尾する。
カメラは雲台にこのような金具を取り付け、2つのネジで極軸に装着する。
極軸の雲台取付け部分をを上から見たところ。あまりネジを強く締めすぎると、この部分が変形して駆動に影響が出ることがあるらしい。
本体横には水平からの角度を設定できるメーターがある。1目盛5度だが、北極星が見えないベランダや山中の星景では重宝する。
ちなみに、極軸のずれが1度のとき、赤緯方向のずれは日周運動の1/60になる(円周率3で計算)。つまり1度の精度で設置できれば、固定撮影の60倍露出が可能ということ。
方位磁石も付属しているが、こちらは若干心もとない。目盛は90度刻み(笑)。
磁北は日本では3〜9度西にずれているし(札幌で9.2/東京で7/那覇で4.1度)、ベランダでは鉄骨に反応してしまい15度くらい平気でぶれるので要注意。
この基本構成から、様々なパーツが増殖して今に至るのであった。。

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