編集部ピックアップ、今日の一枚。

撮影:竹之内貴裕

先日の皆既月食の晩、欠け始める前の満月です。

月の光芒のグラデーションでシルエットになった木を主役に、白飛びを押さえて模様の浮き出た月。視覚的な印象と体験を写真という手段で表現するという、撮影者様のスタイルが滲み出た作品です。

この作品のような「明るい光源+シルエット」となる被写体は、後処理における色温度の自由度が高くなります。試しにレタッチソフトで色温度をいろいろと変えてみてください。青くしても、また赤くしても、作品としてそれぞれ成り立つことがわかるでしょう。

その自由度の中からどれを選ぶのか。それこそが一つの作品のスタイルであり、一人の写真家のスタイルでもあるのです。

https://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/02/0219takenouchi-1024x678.jpghttps://reflexions.jp/tenref/gallery/wp-content/uploads/sites/3/2018/02/0219takenouchi-150x150.jpg編集部星景月景天文現象皆既月食編集部ピックアップ、今日の一枚。 撮影:竹之内貴裕様 先日の皆既月食の晩、欠け始める前の満月です。 月の光芒のグラデーションでシルエットになった木を主役に、白飛びを押さえて模様の浮き出た月。視覚的な印象と体験を写真という手段で表現するという、撮影者様のスタイルが滲み出た作品です。 この作品のような「明るい光源+シルエット」となる被写体は、後処理における色温度の自由度が高くなります。試しにレタッチソフトで色温度をいろいろと変えてみてください。青くしても、また赤くしても、作品としてそれぞれ成り立つことがわかるでしょう。 その自由度の中からどれを選ぶのか。それこそが一つの作品のスタイルであり、一人の写真家のスタイルでもあるのです。読者の傑作画像をピックアップ